いざという時に、まずこれだけは準備、用意しておく必要があるものなど、あらかじめ、ご遺族が知っておきたい心得を事例ごとにまとめました。
喪主は、故人と最も縁の深い人がなるのが一般的で、通常は世帯主以外が死亡した時は世帯主、世帯主が死亡した時は、その配偶者または子供とすることが多いようです。
葬儀を執行する代表者ということになりますので、近親者でよく協議して決定しましょう。
葬儀には、仏式、神式、キリスト教式から無宗教葬まであり、宗教、宗派が違えば、葬儀の手順、形式等も異なってきます。
いざという時、慌てないため、故人や自分の家の宗教・宗派について把握しておくことが必要です。
ご両親、親戚の方に確認し、分からない時は、お墓の中央に刻まれたり、紋付などにも付いていますので確認してみてください。
故人・喪主・遺族それぞれの親戚、友人、仕事関係、ご近所の方などを積算すれば、おおよその人数は予想できます。事前に出席予定名簿などを、作成されておくとよろしいかと思います。
一般会葬者数の予測は、年賀状などを参考に3割〜5割増しで考えると良いでしょう。
役所へ提出する死亡届の手続きにあたっては、医師の発行する死亡診断書が必要になります。
死亡届の手続き、および火葬許可証の申請手続きなどの際に、認め印が必要となります。
一般的なもので結構ですので、予めご用意ください。
遺影写真は、祭壇に飾るお写真ですので、お顔を大きく引き伸ばします。なるべく顔が大きく写り、人柄がよく出ている表情で、ピントのはっきりした写真をお選びください。
万一、条件の良くないお写真でも、最新技術を駆使して美しく仕上がります。
故人が生前着用していたものの中から、特に愛着のあるものや綺麗なものをご用意ください。
たとえ、浴衣や寝巻きであっても構いません。(形式的な、白装束などについては当社でご用意致します。)
式を執り行っていただくご寺院へのお布施など、お礼は事前にご用意ください。また、お礼を手渡すタイミングですが、できれば告別式の前が良いとされています。